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ドラマCD「クロノメイ」制作日誌④

みなさま、こんにちは。
スタッフのシロです。

前回に引き続き、ドラマCDクロノメイ(11月2日発売)の
本編ドラマより一部シナリオを公開します!!
今回は、花礫が旅立った後の平門・喰の会話シーンですが
ドラマCD用に一部原作をアレンジしております。
ぜひチェックしてくださいね。

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◆貳號艇
・艇の駆動音と風の音。
・艇のテラスで話している平門、朔、喰。

朔   「(楽しそうに)平門、お前性格悪いなー」
平門  「ッハハ」
喰   「(呆れて)なに笑ってんですか。あれですよね?
平門さんが花礫君構うのって、あの沈んだ船に乗ってたから
でしょ?」
朔   「お、喰よく知ってるなー」
平門  「そうだな……。あれを沈めるのには、俺と朔も参加して
いた。そこから運良く逃れて世に紛れた花礫と、
街で偶然出会い、ここまで引き連れてきた无。
物事がおかしな絡み方をするものだから、无の行動すべてが
必然をたぐり寄せる為のきっかけに思えてしまう程だ」
喰   「今回、煙の館の件も、まあ当たりだったワケですしね。
どう思います? 黒白をはじめ、奴等の消息」
朔   「イヴァの話じゃ、最後、意気揚々と消えていったらしい
じゃねぇか。しかも、无達が入った、虹の入り口を開けろと
迫ったら――」
平門  「『少壮のサーカスよ。この事態、我らにとっても隠し匣。
開けられる者は内鍵を持つ者だけだ』。……まぁ、なんとも
意味深な台詞を残して消えてくれたな」
喰   「……かなり重労働だったんですけど、
割に合わない成果でしたね」
朔   「そっちに、もっと人員避ければ良かったんだけどなぁ。
俺らは関連企業の制圧やら、近隣街の警備やらで、
走り回ってたし。
でもまぁ、作戦としては上々だったんじゃねぇの?
執政塔のおやじ達には、ちょ~っとうるさく言われたけどな」
喰   「『嘉禄』君が手に入った事で良しとすべきですかね」
平門  「朔、嘉禄の様子だが、療師はなんて? ここへ来る前、
研案塔へ寄ったんだろう?」
朔   「目が覚めるまで、気は抜けないってさ」
平門  「燭さんは?」
朔   「相当疲れてるみたいだぜ。ベッドにも行かず、
ソファで寝てた。……ツライ思いさせちゃったからな」
平門  「…………」

  • 2012年08月24日

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