ドラマCD「それぞれの時」制作日誌⑤
みなさま、こんにちは。
スタッフのシロです。
ご無沙汰してしまい、申し訳ございません!!
先日、ドラマCD「それぞれの時」のアフレコが無事終了いたしました。
アフレコ時のインタビューは、今後こちらの公式サイトに
UPしていきますので、お楽しみに!!
さて、今回はドラマCD「それぞれの時」に収録されております
御巫桃也先生書き下ろしのオリジナルミニドラマより
一部を公開します。
今回は、平門&朔&燭&時辰による大人組のお話です。
続きを読むをクリックして、ご覧くださいね。
時辰 「やあ! お疲れ2人とも! こっちだ入ってくれ!
わざわざ悪かったな」
・平門と朔、執務室に入って来る。
朔 「よ~う時辰! 直接顔見るのは久しぶりだな~。
いつもZの円卓に浮かぶビジョンでしか
会ってねえからな!」
時辰 「お前は相変わらず上司に対してフランクだな、
だがそこがお前の気持ちのいい所だ」
・コツ、と足音(燭)がして。
燭 「…無礼な物言いが気持ちいいとは。
お前のそういう態度が、こいつらの悪行を助長させるんだ」
・燭、執務室へ入ってくる。
平門 「おや、燭さんもいらっしゃったんですね。
ところで俺達の悪行とは何の事でしょうか?
心外なのですが」
燭 「そうやってふざけた態度から始まる全ての事だ」
時辰 「ははは。そう刺々しくするな、燭。それより――」
・時辰、両手を広げて再会の抱擁をしようと平門に近づきながら
時辰 「平門~! よく来たな! お前はなかなか僕と会話して
くれないから会えて嬉し…」
平門 「ストップ」
・平門、近づく時辰を手で制す。時辰、止まる。
平門 「サーカス最高技術審議官・時辰殿、
大の大人が再会の抱擁というのは大変暑苦しいので
やめていただけますか?それ以上近づかないで下さい」
時辰 「平門…2人きりの兄弟じゃないか…この間、修復した羊を
届けに貳號艇へ行った時だって、なかなか部屋の扉を
開けてくれなくて寂しかったぞ…」
平門 「気色悪い。大体俺はサーカスの闘員ですので、
家族というものはこの世に存在しません。
妙な戯れ言を口にするのはやめて頂きたいですね統括殿」
時辰 「役職名はよせ、名前くらい呼んでくれたって
いいじゃないか…!」
朔 「はははっ、昔から変わんねーなお前ら…っておい…
睨むなよ平門…」
燭 「(咳払い)ごほん、そろそろここに集まった本題を
聞きたいのだがいいか?
私もあまり暇ではないので迅速に願いたい」
平門 「燭さん、そうですね、皆多忙な身、
早急に会議を済ませましょう」
時辰 「やれやれ、分かった」
・時辰、部屋の隅へ行き、
時辰 「まあ皆これを見てくれ」
・ゴロゴロと台車に乗せられた箱を2つ運んでくる。
- 2013年03月20日