ドラマCD第2巻 シナリオ公開⑤

今日は、徳川家康との「ドライブデート編」のシナリオ公開第2回目です☆

車に乗って、夜景を見にいく貴女と家康。
=================

家康 「着いたよ。……あ、ちょうど雨も止んだみたい」

そういうと家康は貴女の傍にきて、

家康 「お手をどうぞ、お姫様。
足元が少し、ぬかるんでいるから」

そういうと二人は手を繋いで、夜景が見える場所へと移動した。
貴女はその景色を見て、「綺麗!」と感動する。

家康 「ね、素敵な夜景でしょう?」

貴女はその言葉をさえぎるように、「あ、上を見て!」というと、

家康 「え? 上……?
うわぁ、星が出てる! 綺麗だねぇ!
……あ、流れ星!」

貴女が、「願い事しなきゃ!」というと、

家康 「? 流れ星に願い事……?
ああ、そう言えば星座案内人の資格を取る時に、参考書に書いてあったなぁ。
この時代には、そんな言い伝えがあるんだね。
じゃあ、次に流れ星が降ったら、何か――あ、また!」

流れ星に祈る二人。

家康 「……願い事、出来た?」

貴女は「はい!」とこたえると、

家康 「どんな願い事かなぁ?
僕の恋人になりたいとか、今すぐ口づけしてほしいとか、
そんなお願いだったら、すぐに叶えてあげるけれど」

貴女は何も答えられずにいると、

家康 「あはは! なんてね」

貴女が「家康さんの願いはなんですか?」と問いかけると、

家康 「僕? 僕はね、願わくば――……
(微笑み)やっぱり、内緒。
だって、言葉にしない方が叶うような気がするでしょう?」

「そうですね」と貴女が答える。

家康 「……それに、お互いの願い事は分からなくても、
こうして同じ流れ星に向かって願ったことが、
とても素敵じゃない。……ねぇ、あと少しだけ、
ここにいてもいい?
貴女と二人きりで過ごせる幸せを噛みしめたいんだ。
星空の案内なら、僕に任せて。
案内人の資格なら、ちゃんと持っているから」

そうして貴女は、家康から星空案内を受けるのであった。

=================

シナリオ公開はここまで。

明後日発売です!お楽しみに!!