ドラマCD第1巻 シナリオ公開④
ドラマCD「ただいま、戦国武将さま!」第1巻の、シナリオ公開第4弾です!
今回は、明智光秀との一緒に料理編☆
休日の御昼過ぎ、安土城のキッチンにて。
貴女は、買い物から戻り食材を冷蔵庫にしまっていると、
光秀がやってきて――
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光秀 「……買い物から戻ってきたと思えば……また相当な量を買い込んできたな。
民草、これは何日分だ?」
貴女が、「今日の夕食分です」とこたえると、
光秀 「……すべて、今日の夕餉だと?」
貴女は、「最近、皆さんにご飯を作っていなかったから」というと、
光秀 「……今夜は貴様が夕餉を作る気なのか。良い心がけだ。
貴様はこの所、忙しさにかまけて、
食事当番の役を果たしていなかったからな。
お館様が満足する食事を用意するのも、従者の務めというもの。
存分に奉仕せよ。
……して、料理は何を作るつもりだ」
貴女は、献立を説明する。
光秀 「……ピザに、具沢山の野菜スープ、照り焼きチキン、
ポテトサラダか」
貴女が、さらに料理の説明をしようとすると、
光秀 「説明はいらぬ。
この時代の言葉は、一通り覚えた。
……悪くない。お館様も、宅配ピザを召し上がった際、
大層喜ばれていたからな。
民草、ピザ屋に電話するならば私に任せろ。
既に3回は注文しているからな。店の番号は覚えている」
貴女は、今日は宅配ではないことを告げる。
光秀 「? 宅配では無いのか? では冷凍か」
貴女が「手作りします」と答えると、
光秀 「……。貴様、あれを手作りすることが出来るのか」
「一応、他の希望も聞いた方が良いでしょうか?」と尋ねると、
光秀 「いや、献立はそれで充分だ。
出来れば、化学調味料は控えて貰えると有り難い。
そして……皆の食したいものを伺おうとする姿勢は褒めるが、
今、安土城には私しかいない」
この後、誰もいない安土城にて、一緒に夕食を作る貴女と光秀――
いつもぶっきらぼうな光秀と過ごす、甘いひと時とは――
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今回はここまで!
次回も引き続き、明智光秀との一緒に料理編の一部を公開予定です♪