ドラマCD「ストレイバレットベイベー」 収録後インタビュー

キャスト集合写真

それでは小野さんから、収録後の感想をお願いいたします。

小野:「ストレイバレットベイベー」ということで。どうやら俊樹とは初ベイベー?

増田:(笑)おそらく、多分初ベイベーだと思います。

小野:あんまりこういう現場で一緒になった記憶がなくて。でも確証がないので初ベイベー(仮)ということで。

増田:そうですね(笑)。

小野:そのベイベー部分はさておき(笑)。

増田:ベイベー部分(笑)。

小野:そこは置いておいて(笑)、お芝居の部分で言うと、最初のディレクションで、「静かな世界観」と言われまして。僕は邑上というキャラクターを通してこの作品を見ていたので、わりと賑やかなイメージだったんですが、ディレクターさんはこの作品に流れる空気感をそう言っているんだろうなと思いました。その静かな空気感の中で、勢いだけで押し切れない部分は、芝居力というか、お互いの呼吸感が大事だなと。俊樹と初めてということもあって、どうなるんだろうと楽しみでもありました。

増田:そうですね。

小野:他作品で共演する時は俊樹は結構ぶっとんだ役が多かったので、こういうトーンの役はどうやってくるのよ? という部分も楽しみでもありまして。僕の方も作りすぎず、俊樹から来たものを受けて返す、という自然体で挑みまして、そのおかげか、自分自身もこんなトーン出るんだ、という新しい発見とか、色々引き出された部分もありましたね。

続いて、増田さんはいかがでしょうか。

増田:僕は収録の時に、この作品は他のドラマCDとは違って、セリフが重なってもいいよと言われまして。

小野:そうだね。

増田:いつもは重ならないようにして、後で調整します、と言う現場の方が多いんですが、今回のこの重なってもいい、というのは演じる側の呼吸が重要になってくるので、その波長というか、間合いを掴むのに最初はドキドキしていました。その分、小野さんとの呼吸感というか、空気感を作り上げた感じがあります。ラストの方の掛け合い(ドラマCDのepisode5)は、役者としてすごく滾るものがありましたね。

小野:そうだね。

増田:小野さん演じる邑上の言葉にどんどん重ねていって、お互いに無意識のマウントを取り合うようなイメージというか。とても挑戦的にやらせてもらったなと思います。すごく楽しかったですね。キャラクター的には楽しんじゃいけないな、と思いつつ(笑)。

一同:

増田:本名としてのクールな部分はありつつ、役者としては楽しむという。そんな挑戦的な現場でした。

ありがとうございます。次の質問です。作中、本名はなかなか部屋を片付けられませんが、お2人は「ダメだと分かっているのに直らないクセ」はありますか?

小野:あの……おやつです(笑)。

一同:

小野:今もチョコチップクッキーのペンダントをしてるんですけど、本当におやつが好きで。

増田:確かに食べてるイメージはありますけど、でもそんな食べてます?

小野:ずっと食べてます。

一同:

小野:目を離すとずっと食べてますよ、僕。

増田:じゃあ我慢してるんですか?

小野:うん、我慢してる。というのも、最近普通に食べてたら、体重がですね。85kgまでいきまして、先月。

一同:先月!?

増田:本当に最近ですね(笑)。

小野:ハイ。で、やべぇなって思って、ダイエットを始めてたんですけど、1週間でさっそく8kg落ちまして。

増田:おやつ少なくしただけですか?

小野:そう、それで。で、このチョコチップクッキーのペンダントなんですけど、これ見てるとなんか我慢できるっていうか……。

増田:嘘でしょ!?

一同:

小野:いや、これがなんかいけちゃうんですよ。

一同:

増田:見て満足するってことですよね?

小野:うん。今のところはこれで満足できちゃってる。

増田:うそ~~心配になる~~~(笑)!

小野:ちょうどダイエットしなきゃな、というタイミングでこれを手に入れたのもあったので、ある種戒めのようなものかなと思ってるんですけど。

増田:じゃあ絶賛ダイエット中なんですね。

小野:まぁ食べてないこともないんですけどね。昨日もタルト3個とか食べましたし。

一同:

増田:でもそれで控えめってことなんですよね。

小野:そうです。なので、おやつを食べることは直らないですけど、頑張って我慢してます。

キャスト集合写真

ありがとうございました。増田さんは何かありますか?

増田:ダメだと分かっているのに直らないクセ。なんですかね、なんでもすぐ態度に出ちゃうってやつですかね……。

一同:

記事にしても大丈夫でしょうか(笑)。

小野:まぁこれは有名な話なんで(笑)。

増田:えっ、なんか……有名な話って聞きたくなかった……(笑)。

一同:

小野:ごめんごめん(笑)。

増田:自分でも隠せてないって分かってるんですけど……。ついつい正直に出ちゃうというか。今僕28歳なんですけど、20代前半くらいの子がつい感情的になってるのを見ても可愛いもんですよ。それがですよ。僕、いまだにですから!

小野:

増田:さすがに直さなきゃなぁ、と思いまして。もちろん、昔からこういう態度は良くないなって、悪いことだなって、分かってます…。

小野:分かってるんだね(笑)。

ありがとうございます。では次の質問です。お二人は、邑上のように「世話を焼く方」、または本名のように「世話を焼かれる方」だとどちらのタイプでしょうか。

増田:せーの、でいきますか。

小野:いきましょう。せーの!

小野・増田:焼く方!

一同:

増田:これね、世話を焼かれる方って天賦の才能なんですよ。

小野:本当にね、そうです。

増田:本名も作中で言ってますけど、邑上に対して「お前は年上に可愛がられるタイプだよな」って。これ、本当にすごいと思うんです。だって世話焼く方は焼けばいいんですもん。 実際に僕もこの年になって、後輩とかと一緒になると、ごはんとかでお金出させたくないんです。

小野:

増田:だから世話を焼きすぎないように、我慢してます(笑)。なんでも口出したくなっちゃうので(笑)。

小野さんも焼く側ということですが。

小野:ごはんをおごるかどうかっていう部分も世話焼いてますね(笑)。僕も先輩方にそうしてもらってきたので、そこは脈々と受け継いでいるというか。あとは、相談事とかは受ける事が多いですね。

増田:そうですね、僕も色々と聞いてもらってますし。

小野:自分から相談、というよりは、やっぱり誰かの話を聞く方が多いですね。

プライベートでもそうですか?

小野:そうです。

増田:ですね。むしろ、我慢してるくらいです。

小野:また我慢してる(笑)。

増田:直近で学生時代の友人とごはん行こうってなったんですけど、まぁ決まらない(笑)。

一同:

増田:日にちだけで、場所もふんわりだし、お店も候補出ないし!

一同:

増田:土日の都内なんで、お店予約しなきゃいけないんじゃないの? 大丈夫? って思いながら、言い出した友人の事もあるので、今必死に我慢してます。

小野:もうすぐなのに(笑)。

増田:すごく口出ししたいんですけどね(笑)。仕事でもプライベートでも、自分の知らない範囲はいいんですけど、自分で見える範囲は全部やりたくなっちゃうんですよね。

小野:分かる~~! 僕もバーベキュー会とか年何回かやってるんですけど、それも全部自分で手配しちゃいますね。あと、自主企画もやっているので。

増田:そうですよね。

小野:イラストはこれで、音楽はこれで、イベントの内容はこれ、脚本も書きます、衣装も作ります! だからみんなやろーぜ! みたいな感じです。

増田:さすが!

小野:色々と大変な事もありますけど、自分のやりたい事をやりたいようにやる、というのはめちゃくちゃ楽しいですね。

ありがとうございました。それでは最後に、ファンの皆さまへ一言お願いいたします。まずは小野さんからお願いいたします。

小野:僕と俊樹との、初ベイベー(仮)。

一同:

小野:ぜひ俊樹と僕の芝居を楽しんでほしいと思いますし、原作ファンの方は、創刊2周年、待望のドラマCD化だと思いますので、さらに応援いただければまた2ベイベーできるかと思います。

増田:そうですね、ぜひ2ベイベーしたいですね。

小野:ね(笑)! ぜひとも楽しんで聴いていただければ嬉しいです。

小野さんありがとうございました。続いて増田さん、お願いいたします。

増田:僕と小野さんの初ベイベー(仮)。

小野:また言う(笑)。

増田:「ストレイバレットベイベー」という作品は、恋が始まるまでを描いていて。2人が意識せずに出会って、気持ちが芽生えていることに気付いたり、否定したり、という小さな小さな、でも大きい心の動きを、片方だけではなくて両方が歩み寄っているような作品だなと思いました。
そういう部分がうまく表現できるのか、僕たち役者側にとってもいい意味でのプレッシャーがありました。なので、聴いてくださった方、原作の市川先生にも納得いただけるものになっていたらいいなと思います。このドラマCDを聴いて、楽しかったと思ってもらえれば、ぜひ、編集部の方まで感想のおたよりをいただけると嬉しいです。

ありがとうございました!