SE:突然ドアを開けて神(社長)が入って来る。

「やっとるかねー、諸君!」

SE:ウリエル、慌てて立ち上がる。椅子の音。

ウリエル
「(立ち上がり)神……いえ、社長!」

ガブリエル 「ハァイ、社長」

ラファエル 「こんにちは」

ウリエル 「何か緊急の事態でも? お呼びいただければこちらから伺いましたのに……」

「いや、たまには報告を聞くだけじゃなく、会議に参加しようと思ってな。現場から離れてしまっては経営のカンが鈍ってしまう」

ウリエル 「さすがは神……いえ、社長。そのお心構え、感服いたします」

ガブリエル 「(ヒソヒソ)本音はヒマだったから、でしょお。トップに見張られながら会議とか、やりにくいわー」

ラファエル 「(ヒソヒソ)ウリエルはウキウキしだしましたけどね」

ガブリエル 「(ヒソヒソ)神のこと大好きだからね」

「(二人の声は聞こえず)これは差し入れだ」

SE:テーブルにケーキの箱を置き、開ける神。

「チョコチップ入りブラウニーのメープルシロップがけだ。トッピングにチョコレートホイップとチョコスプレーもあるぞ。頭を使う時は甘い物に限るな!」

ウリエル 「(少し驚きつつ)あ、ありがとうございます」

ガブリエル 「うげー……。ブラウニーってチョコレートケーキでしょ、なんでさらにチョコ足すのよ……しかもメープルシロップって甘すぎじゃない!」

ラファエル 「ストレスを溜めると甘いもの依存症になるって言いますよね。社長という重圧に耐えきれないってことでしょうか。早くやめさせてあげないと……」

ガブリエル 「ちょっ、社長交代とか怖いこと言わないで! 堕天させられるわよ!?」

ラファエル 「『甘い物を食べ過ぎているのをやめさせる』という話ですよ? ガブリエル、そんな危険な発想をするなんて、まさか……」

ウリエル 「ガブリエル、お前……!」

ガブリエル 「ちょ、やめて! アンタたち、二人揃ってアタシを堕天させる気!?」

「さてと。いくつに切り分ければいいんだ? 四大事業部長に俺だから5つ、か……(ふと違和感)ん? 1、2、3……ん?(考え込む)」

ウリエル 「社長、どうかなさいましたか?」

「ウリエル」

ウリエル 「はい」

「ガブリエル」

ガブリエル 「はぁい」

「ラファエル」

ラファエル 「はい」

「ミカエル」

SE:シーン

ミカエル 「……ミカエルはどうした?」