婦人 |
「ああ、なんて楽しいの……! 私、こんなに楽しいの、生まれて初めて!」
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※ベルフェゴールの外見は1stシーズン第2巻の時よりも 年齢が上がります。外見は20歳前半でイケメン青年です。 | |
ベルフェゴール |
「それはよかった。あなたを楽しませることができて、ボクも幸せですよ、 お嬢さん」 |
婦人 |
「あらいやだ、お嬢さんだなんて……! もう、ベル様ったら!」
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SE:再び、笑い合う二人。
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アズラエル |
「ベル様……?」
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サンダルフォン |
「うわあ、典型的なホストテクだ、アレ……」 |
アズラエル |
「ホストテク?」 |
サンダルフォン |
「女性にモテるコツっていうかー。 若い子は大人のレディとして扱って、逆に大人は少女みたいに扱って、 育ちの良い子はワイルドに、逆に良くない子は良家のお嬢様みたいにって」 |
ミカエル |
「なるほどね」
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サンダルフォン |
「今のメモした? アズラエル」
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アズラエル |
「そんなテク、俺の人生に必要ないし」
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サンダルフォン |
「何言ってんの、覚えといて損はないよ! 絶対役に立つって! マジでマジで!」
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アズラエル |
「サンちゃんうるさいし。……それはそうと、あいつどこかで見たような……」
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サンダルフォン |
「え? あんな派手なのがアズラエルの知り合いにいるの?」
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ミカエル |
「君も大概派手だけどね、サンダルフォン」
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ベルゼブブ |
「煙草に火をつけさせてくれるかな?」 |
SE:ベルフェゴール、華麗にライターを点火。老婦人、煙草を吸う。
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婦人 |
「ありがとう」 |
ベルフェゴール |
「ごめんね、君のハートにも火をつけちゃったかな?」 |
婦人 |
「いやだわ、もう、ベル様ったら……」
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SE:またベルフェゴールと婦人、二人で「あははうふふ」と楽しげに笑い合う。
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執事 |
「(涙をこらえながら)奥様……お煙草など吸われなかったのに……。 ご幼少の頃からお仕え申し上げて数十年、天使のように清廉潔白であらせられたお嬢様……いや、奥様が……。あの方が上がりこんでくるようになってから、どんどん悪い遊びを覚えられて……(くっと目頭を抑える)」 |
アズラエル |
「あっ、思い出した!あいつベルフェゴールだ! LHの……」
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