デートCD第1巻のシナリオ公開です!
本日は、「ラプンツェル」の王子様のデートプランの冒頭をお届け!
まずは朝起こしてくれる王子様から――。
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ラプンツェル「おはよ~! もう朝だよ? 起きて起きて☆」 ラプンツェル「あは☆ だって今日はデートだよ。楽しみすぎて、
こんなに早く起きちゃった。
ボク、これからヨハンとアンナを預けてくるから、
キミはゆっくり準備していいからね」 *** 白雪姫 「子供たちは連れて行かないのか?」 シンデレラ「珍しいな」 ラプンツェル「だって、二人きりじゃないと、デートにならないじゃない」 白雪姫 「つまり、デートの度に子どもを従者に預けていると」 ラプンツェル「うん! そうだよ!」 シンデレラ「大変だな、従者」 *** ラプンツェル「あれ? まだ眠いのかな?
いつもよりちょっと早かったかな。ごめんね。
ふふっ、眠そうにしてるキミも、とっても可愛いなぁ。
そうだ、もうちょっとだけなら、寝てていいよ?
ボクが子どもたちを預けて戻ってくるまでね。…でーも」 ラプンツェル「そのあとはちゃんと起きてね。
せっかくの一日デートだよ。
思いっきり君と楽しみたいんだ。
ボクもキミの身支度のお手伝いをしてあげるから♪」 *** シンデレラ「はいはい朝からお熱いことで」 白雪姫 「なあ、ラプンツェルは城に家族と住んでんだよな?」 ラプンツェル「うん」 白雪姫 「なんで起きるのも、出かける準備も自分たちでやってんだ?
側仕えがいるだろ?」 シンデレラ「さっき白雪さんも姫にイヤリングつけてやってたじゃないか」 白雪姫 「いや、それはあくまでデートの一環っつーか。
大体の身支度は周りにやらせてるぞ」 ラプンツェル「えー? おかしいかな?
家族のことは家族でやるのが当たり前でしょ?」 白雪姫 「なんでこいつ、こういうとこ大人なんだ……」 シンデレラ「国の違いか?」
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