ドラマCD「腐男子クンのシトラスデイズ」収録後インタビュー
鈴木様、鳥海様、河西様、駒田様

前作「腐男子クンのハニーデイズ」から約4 年ぶりの続編でした。鈴木さん、鳥海さんは4 年 ぶりに演じてみた感想をお願いいたします。

相馬耕平役・鈴木裕斗さん(以下、鈴木):4 年ぶりで結構な時間が経っていたんですが、前回の音源を聞きなおしてみて、「あ、こういう距離感だったな」とか「こんな出会いだったな」と鮮明に思い出しました。それを思いつつ、今回は耕平も椎葉さんと触れ合うことで人間的にも成長していて、また新しい人間関係ができたりして、新たな一面が見れましたね。でも根底にあるいじらしさ、みたいなのは変わらず演じようと気を付けてみました。

ありがとうございます。鳥海さんはいかがですか?

椎葉一臣役・鳥海浩輔さん(以下、鳥海):4 年ぶり…ですか…。

一同:しみじみですね(笑)。

鳥海:そんな経ってるんだな…と本当にしみじみしました。タイトルを聞いて、「あ!」とすっと思い出しまして。で、一緒にキャラクターも蘇ってきまして、4 年経ってるとはいえ、そういう意味ではあんまり時間の経過を感じずに演じられましたね。あとは年取ったなと思われないように頑張りました(笑)。

一同:

河西さん、駒田さんは新キャラクターを演じてみての感想をお願いいたします。

甲田康哉役・河西健吾さん(以下、河西):まず最初にお話いただいた時に、概要として皆さんおっしゃっているように4 年ぶりと聞きまして、そんな長く愛されている作品に新キャラクターとして出演できる、というのはとても嬉しかったです。また、原作を読ませていただいて、思った以上に康哉が筋骨隆々でたくましくて(笑)。

一同:

河西:どうしようかな~と(笑)。見た目が小さくてかわいい役柄はやったことあるんですけど、こういった体格で受、というのが初めてだったので、色々考えて演じてみました。ぜひ聞いてご判断ください(笑)。

ありがとうございます。続いて駒田さん、お願いします。

二條雅和役・駒田 航さん(以下、駒田):二條くんは前作から出ている耕平と一臣とも関わりつつ、ちかちゃんとメインでドラマが進みまして。

じつは全員と話しているのは二條さんだけなんです。

駒田:あ、そうか! そうですね! ちかちゃんと耕平たちは関わりないんですもんね。

鈴木:現状ではないですねー。

駒田:じゃあ今後の「タラララデイズ」でぜひ…・。

一同:

鈴木:「タラララデイズ」ってどういうことよ(笑)。

鳥海:次は何デイズになるのか(笑)。

駒田:そういう意味ではとてもおいしい役どころだったなと思います(笑)。ちかちゃんとの出会いのシーンもすごく自然で、「こんな風に出会えたらこうなるだろうな」と思えたので、原作の雰囲気を再現できるように気を付けて演じさせていただきました。

鈴木さん、鳥海さんは4 年ぶりということで、この4 年間で新しく始めたこと、また4 年間継続していることがあれば教えてください。

鈴木:(鳥海さんへ)あります?

鳥海:ないです。

一同:即答(笑)!

鈴木:特に4 年とか年月を気にしてないって感じですか?

鳥海:そうですねぇ、我々の仕事って実は繰り返しで、クールや作品が変わればもちろん変わるんですけど、やってること自体は変わらないんですよね。なので僕は本当にフラットに生きてまして、こういう取材の時に申し訳ないくらいつまらない男なんですよ。

一同:

鳥海:凹凸のない人生でして、趣味もなく、収集癖もなく…。つまらない男なんです。

一同:2 回も(笑)。

鳥海:なので、4 年間、フラットに生きてきました。

ありがとうございます(笑)。鈴木さんは何かありますか?

鈴木:僕はまったく逆で、この4 年間でデビューしたことがたくさんあります。僕今29 歳なんですけど、20 代でやらないでしょ、と思ってた肩こり解消グッズを使ってみたり、絶対行かないと思ってたマッサージに絶賛通ってます。

一同:

鈴木:このままだと年を重ねた時にダメになるんじゃないか、うまくいかなくなるんじゃないか、という焦りが出てきて、最近は気にするようになりました。

鳥海:やっといた方がいいよ、そういうのは。

一同:

鈴木:やっぱりそうですよね!?

鳥海:若いうちは何もしなくてもいけるけど、どんどんダメになってくるから。メンテはできるうちからしといた方がいいです。

鈴木:ですよね! 本当に自分もそう思うので、痛くなる前に予防しようと頑張ってます。そういう意味では大人になったのかもしれません(笑)。

河西さんは何かありますか?

河西:僕は今年に入ってからなんですけど、ジムに通いはじめまして。

一同:おっ!

河西:やっぱり寄る年波に勝てず、ロースの部分がちょっと…。

一同:ロース(笑)。

河西:健康に気を使わなきゃな、と思いはじめて通っています。今年からなので、続くように頑張ります(笑)。

駒田さんはいかがでしょうか。

駒田:河西さんに続くんですけど、僕はもうずっと体を動かし続けてますね。4 年に一度のオリンピックどころかアテネよりも前から。

一同:

鈴木:そんなに前からね~(笑)。

駒田:はい(笑)。ジムももちろんなんですけど、人が集まればスポーツはなんでもやっちゃいます。夜中に思い立って体を痛めつけよう、と思ってジムに行ってみたりとか。体を動かして全部出し切ってしまえばよく眠れる、という感じですね。いいリフレッシュです。

よく行かれるんですか?

駒田:そうですね、週4 くらいで。

一同:週4!?

鈴木:行ってるね~、それは行ってるね!

駒田:最近はアドバイザーとして行くくらいになっていて、人を見るようになりました。

鈴木:見てもらいたい! あ、河西さんとかぜひ…。

駒田:ぜひ! 見たいです、なんでもやりたいです!

一同:

河西さん、駒田さんへの質問です。作中で康哉はよく泣いていましたが、お二人が大人になってから泣いたこと、または泣きそうになったエピソードがあれば教えてください。

河西:そうですね、僕は昔から全然泣かない子だったんですけど、最近テレビでご老人を取り上げたCM を見まして。おばあちゃんが亡くなった後に、その手紙を家族が読む、みたいなやつなんですけど。気が付いたらスッと泣いてまして。

鈴木:あるある…!

河西:そういうおばあちゃんとかおじいちゃんモノに弱くなってきましたね。僕の祖母が今80 歳くらいでめちゃくちゃ元気なんですけど、いつかはこうなっちゃうのか…とか考えたらもうダメで。

一同:それはだめだー(笑)!

河西:おばあちゃん孝行しなきゃな、と思っています。

駒田さんはどうでしょうか。

駒田:僕は……動物モノですね。

一同:こちらは動物(笑)。

駒田:はい(笑)。同じものを何回見ても、同じシーンですぐに泣いちゃうんですよ。僕もペットを飼ってたので、思い出しちゃって。すぐうるっときちゃいますね。

この流れで鈴木さんは何かありますか?

鈴木:僕は根っからのポエマーなので。

一同:ポエマー(笑)!

鈴木:そうなんです、だからなんでもかんでも泣いちゃいます!

駒田:ポエマーだから(笑)?

鈴木:そう! 例えば、3 月の卒業シーズンに、そういう歌をイヤホンで聞きながら空を眺めてたりするとそれだけでもうスーッと涙が…。

一同:

鈴木:自分の世界に浸るのがすごく好きなので、季節とか音楽とかに影響されてもうすぐに泣いちゃいますね。そういう自分に酔っている感もありますけど(笑)。

一同:

鈴木:だからもう何にでも泣きます! むしろ感動とかとは関係ない、銃を撃ちあってるアクションシーンとかでも泣いちゃいますもん。

駒田:嘘!?(笑)

鈴木:それがそうなんですよ、その壮大なシーンに何か心動かされてしまって。

駒田:それはすごい(笑)!

鈴木:あとお酒ですね。

一同:

鈴木:ちょっと面倒くさい感じの泣き上戸でして。だから最近は泣いても信用されませんね、あ、ま泣いてるなって思われる感じです(笑)。

ちなみに鳥海さんは何かありますか?

鳥海:僕はー、泣いたことがー、あ…

一同:あ…?

鳥海:りません!

一同:

鳥海:本当にフラットに生きているので、例えばおめでたい席にお呼ばれした時とか、女性の方は手紙とかで泣いたりすると思うんですけど、僕はそういうの幸せな気持ちになっちゃって、逆に泣けないというか。

一同:なるほど。

鳥海:最後に泣いたのは、人のためだったと思います。

一同:

鈴木:なんで急にいい話風になったんですか(笑)!

鳥海:いや~、10 年以上前なんですけど、友達のために泣いたのが唯一かな、という。かわいそうすぎて…。

鈴木:えっ、それは美しいお話なんですか…?

鳥海:みんなで飲んでたんですけど、男の友達が女の子を送っていくと。

鈴木:ああ、ありますよね。

鳥海:でも、その女の子の送る先が彼氏の家なんですよね。

一同:えー!!!

鳥海:男友達もそれを知ってて送っていったから、もうかわいそうでかわいそうで…。

鈴木:それで泣いちゃったんですか…!

鳥海:そう、かわいそうすぎて半分笑いながらだったんですけど、「バカだな~!」って言って、みんなで泣きながら飲むという。

鈴木:なんというエピソード…。

鳥海:今はその男友達も幸せになっているので、良かったなと思います。

鈴木:良かった、最終的にはいいお話でした!

一同:

ありがとうございました。最後にファンの皆さまへ一言お願いします。

鈴木:4年ぶりのドラマCDということで、また戻ってくることができて本当に良かったです。前作の「腐男子クンのハニーデイズ」が初BL で、鳥さんに色々と優しくしてもらいまして。

一同:

鈴木:4年という時間はありましたが、耕平という役に何の違和感もなくすぐ入り込めて、鳥さん演じる一臣さんに自然に甘えられたなと思います。二人の距離感や、キャッ♡というシーンもブランクを感じさせないようになっていると思いますので、ぜひぜひこれからの応援もよろしくお願いします!

ありがとうございました。鳥海さん、お願いします。

鳥海:セリフで「初めて会った頃は前髪が超長くて…」という部分があったんですけど、それを読んでて「そうだったな」って思い出しまして。

鈴木:ですね(笑)。

鳥海:そういう部分で時間の流れは感じたんですけど、作中の彼らの時間軸だとそんなに時間は経過していないですし、聞いてもらえれば4 年という時間はあっという間に忘れられるのではないかなと思います。また新たなカップルも誕生しまして、これからも色んな展開ができるかなと思いますので、原作とあわせて応援してもらえると嬉しいです。

ありがとうございました。続いて河西さん、お願いします。

河西:長く続くシリーズに初めて参戦ということで、本当にこれからも色々と続いていけばいいなと思うのと、我々の新キャラクターも愛してもらえるととっても嬉しいです。ということで、次回はまた4年後にお会いしましょう。

一同:

駒田:またオリンピック(笑)!

鳥海:俺50……。

一同:

河西:よろしくお願いします(笑)。

ありがとうございました。最後に駒田さん、お願いします。

駒田:新キャラクター、前作から登場しているキャラクターとも絡みつつ、色々な可能性を感じられる作りになっていて、素敵な作品だなと思いながら演じていました。僕らが演じるのは新しいカップルで、出会いの部分が丁寧に描かれていますので、ここから先の彼らの展開を僕も楽しみにしています。ぜひ何度も楽しんで聞いてください。

ありがとうございました。

鈴木:あの、最後に一言だけいいですか…!

大丈夫です!

鈴木:もし次があるなら…僕、まだ一度も彼方と美作先生と一緒に収録できてないんです…!

鳥海:そういえばそうですね。

鈴木:前回は僕たち二人きりで、一華とも一緒に収録してなくてですね…。ぜひ有馬兄弟、集合したいなと! 思っておりますので! 応援をよろしくお願いします!!

一同:

ありがとうございました!